一度は体験したい!タイで象に乗る魅力と感動体験レポ

タイ旅行で象に乗るという非日常体験

タイといえば、美しいビーチや寺院巡り、屋台グルメなどが有名ですが、もう一つ忘れてはいけないのが「象乗り体験」。 かつて王族や貴族の乗り物として使われていた象に実際に乗ることができるのは、まさにタイならではの非日常体験です。

筆者も2025年にタイを訪れた際、象に乗る体験をしてきました。この記事では、その時の体験をもとに、象乗りの魅力や注意点、体験してわかったリアルな感想をレポートします。

実際の象乗り体験レポート

筆者が訪れたのは、チェンマイ近郊にある観光象園。空港から車で1時間ほどの距離にあり、アクセスもしやすいロケーションです。

到着すると、まず目に入ったのはゆったりと歩く象たちの姿。体が大きいだけでなく、どこか穏やかな雰囲気をまとっていて、その存在感に圧倒されました。施設内には飼育スタッフや象使いが常駐しており、象の世話をしている様子も間近で見られます。

スタッフの案内で、専用の乗り台から象の背中へ。乗る瞬間は少し緊張しましたが、安定した座席と象のゆったりした歩みにすぐに安心感を覚えました。象使いの方は非常にフレンドリーで、簡単な英語やジェスチャーでコミュニケーションを取りながら、リラックスした雰囲気を作ってくれます。

道中は森の中をゆっくりと進みながら、川を渡ったり小高い丘を登ったりと、ちょっとした冒険気分。風に揺れる木々の音、遠くから聞こえる鳥のさえずりなど、自然の中に身を置いていることを強く実感できました。

そして特筆すべきなのが、象使いが積極的に写真を撮ってくれる点。スマホを預けると、象の鼻や耳をフレームに活かしたユニークな構図で何枚も撮影してくれました。SNS映えする写真がたくさん撮れて、後で見返すのも楽しい思い出になります。

乗る時間は短くても十分楽しめる

筆者の体験では、象に乗っていた時間は約15分ほど。はじめは「ちょっと短いかも?」と思ったのですが、実際はそれでも十分でした。

象の背に揺られながら進む15分間は、ゆっくりとした時間の流れを感じられる貴重なひととき。象に乗るという非日常感や、自然との一体感、そして象使いとの交流など、体験要素がぎゅっと詰まっています。

また、体験後には象と触れ合える時間も用意されており、バナナをあげたり、写真を撮ったりといった交流も楽しめました。体験全体としては約30〜40分程度でしたが、その短時間でも心に残る内容でした。

料金は観光客向け価格。でも価値あり!

象乗り体験の料金は施設によって異なりますが、筆者が訪れた場所では約3,000〜4,000円ほど。現地の物価に比べると高めですが、ツーリスト向けの観光アクティビティとしては相場内と言えるでしょう。

料金には象の管理費や餌代、施設維持費、象使いの人件費などが含まれており、決して高すぎるとは感じませんでした。何より、丁寧な案内やフレンドリーな対応、写真撮影のサービスまで含まれているので、コストパフォーマンスは高いと感じました。

中には送迎付きや昼食付きのプランもあり、半日・1日ツアーとして組み込む観光客も多く見受けられました。旅行のスケジュールに合わせて柔軟に選べるのも嬉しいポイントです。

動物福祉の観点も考えよう

近年では、象乗り体験が動物福祉の観点から批判されることもあります。一部の施設では、幼い頃から象を調教するために過酷な訓練を受けさせるケースや、劣悪な環境で飼育されている問題が指摘されています。

筆者が訪れた施設では、象たちは自然に近い環境でのびのびと過ごしており、体調管理も行き届いているように感じました。また、ガイドから「この象は○○歳で、何年も同じ象使いと一緒にいる」といった情報も聞くことができ、象と人との信頼関係が感じられました。

象乗りを検討する際は、動物愛護に配慮した施設を選ぶことが大切です。Webサイトでの事前確認や、口コミのチェック、現地ツアー会社への問い合わせなどを通じて、信頼できる場所を選びましょう。

また、最近では「象に乗らない」代わりに、象と散歩したり餌やりをしたりするエシカルツアーも増えており、動物福祉に配慮しながら象と触れ合う選択肢も広がっています。

まとめ:一度は体験してみてほしい象乗り

タイでの象乗り体験は、日常では味わえない貴重な思い出になります。値段はやや高めですが、スタッフの丁寧な対応や写真撮影のサービス、象とのふれあいなどを含めると、十分満足できる内容でした。

ただし、象乗りに対しては賛否があることも忘れてはいけません。観光として楽しむ一方で、動物たちの健康や福祉にも配慮することが、これからの観光スタイルとして求められています。

象に乗る、乗らないにかかわらず、タイで象とふれあう体験はきっと旅のハイライトになるはずです。旅の思い出に、責任ある選択を添えて、あなたもぜひ体験してみてください!