大学生になると「免許も取ったし、車ほしい!」と考える人も多いかと思います。しかし、安易に車を持つと、想像以上のリスクや負担がのしかかることも。今回は、実際に車を所持している大学生の私が車を持つことで直面するリスクを、データや図表を交えて徹底的に解説します。
【リスク①】大学生の事故率は高い!自覚のない危険運転も
実は、大学生世代の事故率はかなり高いです。18〜24歳の事故率が突出して高く、20代前半の若者にとって「事故のリスク」は無視できません。
事故率が高い理由
- 運転経験が少ないため、咄嗟の判断が遅れる
- 仲間と一緒に乗ってテンションが上がり、注意力が散漫になる
- 「自分は大丈夫」という過信が事故を招く
大学生の事故でよくあるケース
- 友達とドライブ中にわき見運転 → 追突事故
- アルバイト帰りの疲労運転 → 自損事故
- 雪道や雨の日のスリップ事故
たとえ軽微な事故でも、保険料の増加や周囲からの信頼低下など、リスクは大きいです。
【リスク②】想像以上にかかる維持費!大学生の財布に大打撃
車の購入はゴールではなく、そこからの「維持費」が本当の出費地獄の始まりです。以下に、大学生が軽自動車を持った場合の平均的な維持費を一覧にまとめました。
項目 | 月額の目安 | 年間の目安 |
---|---|---|
自動車ローン | 約20,000円 | 約240,000円 |
自動車保険 | 約10,000円 | 約120,000円 |
ガソリン代 | 約8,000円 | 約96,000円 |
駐車場代(都市部) | 約15,000円 | 約180,000円 |
車検・整備費用 | 約3,000円 | 約36,000円 |
税金・その他 | 約2,000円 | 約24,000円 |
合計 | 58,000円 | 696,000円 |
これはあくまで一例ですが、年間で70万円近くかかることもあります。アルバイト代の大半が車のために消える、なんてこともザラです。
【リスク③】バイト・サークル・勉強に悪影響が出ることも
車を持つと「便利になって自由になる」と思いがちですが、逆に生活を圧迫することもあります。
時間を奪われるシーン
- 洗車やメンテナンスの時間
- 駐車場所探しでストレス
- 事故やトラブルで時間を取られる
心の余裕も奪われる?
車の維持費を稼ぐために、バイトを増やして勉強が疎かになることも。結果的に単位を落としたり、就活に不利になったりする大学生もいます。
【リスク④】遊び方が偏る・交友関係が変わる可能性も
車があると「遠出」「ドライブ」「夜遊び」が増え、逆に「徒歩で行ける範囲の生活」から遠ざかりがちです。
こんな影響も…
- ガソリン代がかかるので気軽に外食できない
- 車を出す側になり、人間関係のストレスが増える
- 飲み会で運転手役になりがちで楽しめない
便利なようで「不便」になることも多いのが現実です。
【リスク⑤】一度持つと、手放しづらくなる
「通学に便利だから」と思って買っても、引っ越しや就職で不要になることもあります。ですが、ローンや保険の契約が残っていると、簡単に手放せないのが現実です。
よくある後悔
- 中古車を買ったが修理費が高すぎて後悔
- 駐車場代が払えず親に泣きついた
- 売ろうにも買い手がつかず、維持費だけかかる
【代替案】大学生ならカーシェアやレンタカーもアリ!
最近は「タイムズカー」などのカーシェアリングが充実しており、月額費用も安く、使った分だけ支払えばOKです。
◆ カーシェアのメリット
- 維持費がほぼかからない
- 必要なときだけ使える
- 短時間利用に向いている
- 保険込みで安心して運転できる
「たまにドライブしたい」「帰省や旅行で車を使いたい」程度なら、買うより借りるほうが断然お得です。
カーシェアに関する記事はこちらから↓
【まとめ】大学生にとって「車」は贅沢品。慎重に判断を!
車はたしかに便利ですが、大学生にとってはリスクも大きく、維持費もバカになりません。どうしても必要な理由(例:大学が交通不便・家族の送迎が必要)がない限り、慎重な判断をおすすめします。
最後にチェック!車を持つ前に考えたい5つの質問
- 通学・バイト先に本当に必要?
- 維持費を自力でまかなえる?
- 万が一の事故に責任を持てる?
- 親の協力がどこまで期待できる?
- 車がなくても楽しめる生活がある?
これらを考えて「それでも必要だ」と思えるなら、しっかり計画を立てて購入しましょう。