大学のグループワークでは、意見が合わないメンバーがいたり、自分ばかりが負担を抱えることがあったりと、ストレスが溜まることがありますよね。
この記事では、「人任せ」にされないための立ち回り方や、ストレスを減らす方法を解説し、グループワークを乗り切るためのコツをお伝えします。
大学のグループワークで人任せが起きる理由

大学のグループワークで「人任せ」が起きるのには、いくつかの理由があります。私自身、1年間の講義で何度もリーダー的な立場を経験し、「なんで自分だけ?」と感じたことが何度もありました。
まず、結論から申し上げますと、人任せになるのは「はじめの話し合い」があいまいなまま進むからです。きちんと役割を決めていないと、やる人とやらない人の差が出てしまいます。
このような状況では、自然と真面目な人にしわ寄せが行きやすいです。つまり、「誰かがやってくれる」という空気が原因なのです。しっかり話し合い、役割を明確にすることが大切です。
人任せにする学生のタイプとは
グループワークで「人任せにする人」には、いくつかの共通点があります。私も、そういった人と一緒に課題を進めて、苦労したことがあります。
以下のようなタイプがよく見られます。
- 学業よりバイトや趣味を優先する人
- 人前で発言するのが苦手な人
- 何をすればいいのか分からないけど、聞けない人
このような人たちは、意識して何もしないというより、「やる気が出ない」「どう動いていいか分からない」と感じていることもあります。だからこそ、最初の段階でしっかり話し合い、声をかけていくことが大切です。
人任せにされる学生のタイプとは
実は、人任せにされやすい人にも特徴があります。私も「やってくれる人」と思われ、1年間苦労した経験があるので、身をもって感じました。
以下のような特徴がある方は、注意が必要です。
- 自分の意見をはっきり言えない
- 困っている人を見るとつい手伝ってしまう
- 頼まれると断れない性格
こういった人は、「この人ならやってくれそう」と思われやすく、知らないうちにどんどん仕事を押しつけられてしまいます。大切なのは、自分の限界を知り、きちんと「NO」と伝える勇気を持つことです。
グループワークを人任せにされるときの気持ち

自分ばかり頑張るつらさ
人任せにされたときの気持ちは、正直、とてもつらいです。私自身、「もうやりたくない」と思ったことが何度もあります。
どうつらいのかと言うと、以下のような感情がわいてきます。
- 「なんで私だけ頑張ってるの?」という怒り
- 「ちゃんと評価されるのかな?」という不安
- 「結局1人でやるなら意味ない」と感じるむなしさ
こうした思いが重なると、やる気もなくなってきます。つらいと感じたら、我慢せず友だちや先生に相談してみてください。誰かに聞いてもらうだけでも、気持ちが少し楽になります。
評価が不公平になる不満とは
大学のグループワークでは、「頑張った人も何もしなかった人も、同じ評価になる」ことがよくあります。これが一番の不満です。
実際、私も「全部やったのに、あの子と同じ点数なの?」と思ったことがあります。
そのため、評価の仕組みがない講義では、メンバー選びや役割分担を特に注意する必要があります。
大学グループワークの人任せ対処法
では、どうやって人任せを防げばいいのでしょうか?私の経験から言うと、コツは「最初が大事」です。
やんわりと役割を明確にする
「ちゃんとやってよ!」とは言いにくい。でも、何も言わないと自分ばかり負担が増えてしまいます。そんなときは、「やんわりと伝える」のがポイントです。
例えば、以下のように伝えると角が立ちにくいです。
- 「〇〇さん、この部分お願いできるかな?」
- 「自分はここやるから、他のとこ手伝ってくれると助かる!」
また、優しく言いにくい場合は、LINEなどのグループで「これ、〇〇さん担当でOKですか?」と聞くのも効果的です。直接言いにくい人にも、伝わりやすくなります。
リーダーを引き受けるメリット
「どうせ誰もやらないなら…」とリーダーを引き受けることに不安を感じる方も多いと思います。
ですが、リーダーになることで得られる良いことも実はたくさんあるのです。
- 課題の進め方を自分でコントロールできる
- 教員やメンバーからの信頼を得やすい
- 将来の就職活動でも話せる経験になる
もちろん、楽な役割ではありませんが、進め方を工夫することで負担を減らすこともできます。たとえば、「自分はまとめ役だけ」「実作業は分担」と割り切ると、少し楽になりますよ。
どうしても無理なときの相談先
「もう限界…」「誰にも言えないけど、もう一人で抱えきれない」そんなときは、無理をせず、誰かに相談することが大切です。
大学には、以下のような相談できる相手がいます。
- ゼミや授業の先生
- 仲の良い友だちや先輩
「自分が悪いのかな」と思い込まず、周りに頼る勇気を持ってください。思っているより、みんなやさしく聞いてくれますよ。
人任せにされない立ち回り方

最初の話し合いで主導権を握る
グループワークは、最初の数分でほぼ流れが決まると言っても過言ではありません。私が一番後悔したのも、「最初にちゃんと決めておけばよかった…」という点です。
そのため、はじめの話し合いで以下のことを心がけてみてください。
- 「何から決めようか?」と最初に話の流れをつくる
- 必ず全員の役割と提出期限を決めておく
- 不安そうな人にはこちらからやさしく声をかける
「主導権を握る」と聞くと、えらそうに聞こえるかもしれません。でも実際は、みんなが安心して動けるようにするための工夫です。早めに行動することで、結果的に自分の負担も減らせます。
大学グループワークで得られる学びとは
将来のチームワークに活きるスキル
グループワークは、正直に言うと「めんどくさいな」と思うこともあります。でも、後から振り返ると、得られることがたくさんあります。
たとえば、こんな学びがあります。
- いろんな考え方の人と話すことができる
- 意見が合わないときの対応力がつく
- 伝え方や話し方の練習になる
今はきつく感じても、必ず将来の役に立ちます。「これは練習だ」と思って、少しだけ前向きに取り組んでみてください。
まとめ|グループワークのストレスも成長のチャンス
大学のグループワークで「人任せにされてイライラする」と感じることは、誰にでもあることです。しかし、そのストレスをどう乗り越えるかが、今後の成長に繋がります。最初にしっかりと役割分担を決め、積極的にコミュニケーションを取ることで、無駄な負担を減らせます。
また、人間関係のストレスも、将来のチームワークに活きる大切なスキルを身につけるチャンスです。最終的には、グループワークで得た経験があなたの大きな強みになりますよ。