はじめに|遠距離恋愛、正直なところ「甘くなかった」
高校1年のときから付き合っていた彼女と、大学進学をきっかけに遠距離恋愛になりました。僕が関西の大学、彼女は関東の短大。お互いの夢を叶えるために選んだ道だったし、「ちょっとくらい距離があっても余裕で乗り越えられる」と思っていました。
…でも、現実は想像していたよりもずっと厳しかったです。
スマホ1つでつながっていられる時代だとはいえ、やっぱり「すぐに会えない」ってことは、心の距離にも影響します。この記事では、1年間の遠距離恋愛を通して感じたこと、実際に起きたことを、男目線で正直にお話ししていきます。
最初の3か月は順調だった。でもだんだんズレが出てきた
遠距離が始まったばかりの頃は、むしろ気を遣ってました。毎晩寝る前に電話したり、通学中もLINEしたり、お互いの生活をこまめに共有して。
でも大学生活に慣れてくると、バイトや課題、サークル活動が忙しくなり、気づけば連絡の頻度も減っていきました。
そのあたりから、彼女のほうが少しずつ不安になっていったみたいです。
- 「最近、声聞けてない気がする」
- 「そっちに女の子の友達いるの?」
特に何もやましいことはなかったけど、確かに“遠くにいる相手”の存在が、ちょっとずつ「日常」から薄れていくのを、自分でも感じていたと思います。
遠距離恋愛でいちばんつらいのは、「寂しさ」じゃなく「想像」
僕が感じた一番のしんどさは、「会えないこと」よりも、「何をしているか想像するしかないこと」でした。
たとえば彼女が友達とカフェに行ってた日。写真をSNSに上げていても、誰と一緒にいたのか、どんな話をしたのか…わからない。でも気になる。
逆に僕がバイトで連絡できなかった日、「返信遅いね、大丈夫?」って心配されることもありました。
お互いに悪気がない。でも、「わからないから疑ってしまう」っていうのが遠距離の難しさだと実感しました。
自分たちなりの“距離の縮め方”を試した日々

このままだとやばいなと思い、彼女と真剣に話し合いました。そのときに決めた、遠距離を乗り越えるための“マイルール”がこちらです。
● 週末のどこかで必ず30分だけビデオ通話
週に一度の「顔を見る時間」。正直、疲れて寝たいときもあったけど、やっぱり顔を見て話すと、安心できるし気持ちが落ち着きました。
● 相手の生活を知る努力をする
大学の話、バイトの話、今読んでる漫画や観てるドラマ…話題がなくならないように、相手の“今”に興味を持ち続けました。
● 「会えた日」をゴールにして予定を立てる
2か月に1回はどちらかが移動して会うようにしていました。次に会える日をカウントダウンするのは、遠距離でも気持ちをつなぐうえで大事な儀式みたいなものでした。
それでも喧嘩は避けられなかった。だからこそ、ちゃんと謝る覚悟が必要
遠距離中、3回くらい本気のケンカをしました。
そのうち1回は「いつも私ばっかり我慢してる」と言われ、LINEで数日連絡が途絶えたこともありました。
たぶん、そのときの彼女は「もう別れるかも」と思ってたんだと思います。
でもそこで大事だったのは、“逃げないこと”。
直接会えないからこそ、すぐ電話して、自分の気持ちをちゃんと伝える。謝るときはちゃんと謝る。思っていることはストレートに言葉にする。
文字だけじゃ足りないんです。声で届けること、想いを“体温”で伝えることが大事だと気づきました。
実際に会えた日、すべてが報われる

久しぶりに会えた日のことは、今でも忘れられません。
特に何をしたってわけじゃないけど、一緒にスーパーに行ったり、ご飯作ったり、近所を散歩したり…そんな普通のことが、ものすごく幸せでした。
彼女の手の温かさを感じたとき、「ああ、これが私にとって大切な人なんだ」って、改めて思いました。
遠距離はキツい。でも、「この人と一緒にいたい」って気持ちがちゃんとあるなら、続ける意味はあります。
遠距離恋愛で長続きする5つのコツまとめ
僕自身が1年間の遠距離恋愛を経験してわかった、「これがなかったら続かなかった」と思う5つのコツを、ここにまとめておきます。
① 連絡の“質”を大切にする
毎日LINEをしていても、ただ「今日も疲れた〜」だけじゃすれ違いは深まります。
たとえ短くても「今日こんなことがあってさ、今度話したい」みたいに、気持ちをこめたメッセージを心がけるだけで、距離はグッと縮まります。
② 会う予定は“先に決めておく”
「次はいつ会えるの?」って不安にさせないために、会える日程は先にスケジュールに入れておくのがコツです。
先の楽しみがあるだけで、モチベーションが保てます。
③ 嫉妬や不安は我慢しすぎない
男だって寂しいし、不安になります。でもそれを無理に隠すと、変に冷たく見えて逆効果。
「ちょっと不安になっちゃった」って、素直に弱さを見せることも信頼のカギです。
④ サプライズより“日常のケア”
誕生日にサプライズプレゼントを送るよりも、普段の気づかい・気持ちのフォローのほうが何倍も大事です。
ちょっとした言葉、タイミングよく電話すること…そういう“日々の積み重ね”が命です。
⑤ 一人の時間も大切にする
彼女のことばかり考えすぎると、自分の生活が回らなくなります。
バイト、授業、趣味、友人付き合い…ちゃんと自分の毎日を充実させることが、結果的に恋愛も安定させます。
結論|遠距離恋愛は「覚悟」と「信頼」で乗り越えられる
正直に言います。遠距離恋愛は、楽じゃないです。
- 会いたいときに会えない
- 相手が何をしているか気になる
- すれ違いも、誤解も増える
でも、それ以上に「続けたい」という気持ちが強ければ、乗り越えられると思います。
遠距離恋愛を続けるうえで、僕が大切だと感じたのは以下の3つです。
- 相手を信じること
- 自分の気持ちを隠さず言葉にすること
- 一緒に未来を見ようとすること
今、遠距離恋愛に悩んでいる大学生のあなたへ。
たとえ今会えなくても、心がつながっていれば大丈夫です。僕たちも、そうやって乗り越えてきました。
どうかあなたの恋が、ちゃんと届きますように。