大学でプログラミングを学び始めたとき、多くの人が最初に出会う言語が「Java」です。筆者自身も情報系の学部に所属しており、1年次の必修科目でJavaを学びました。
しかし、いざ勉強を始めてみると「意味がわからない」「専門用語が多すぎる」「エラーで詰む」といった声がクラス内でも頻発。そんなとき、頼りになったのがわかりやすい参考書の存在でした。
この記事では、現役大学生の視点から「Javaを初めて学ぶ人でも理解しやすい本」を厳選して紹介します。授業対策や独学、就活準備にも役立つ内容なので、ぜひ参考にしてください。
第1章:Java初心者がまず読むべき参考書3選
1. 『スッキリわかるJava入門 第4版』

スッキリわかるJava入門 第4版 (スッキリわかる入門シリーズ)
- 著者:中山清喬/国本大悟
- 出版社:インプレス
- おすすめ度:★★★★★
この本は、Java初心者向け参考書の中でも特に人気の高い一冊です。特徴は何といっても「図解の多さ」と「会話調のやさしい解説」。
筆者自身、大学の授業の予習に使っており、特にクラスや継承の概念でつまずいたときにとても助けられました。サンプルコードも豊富で、自分で打ち込みながら学べる構成です。
おすすめの人: Java未経験者/高校〜大学1年生/独学スタートの人
2. 『やさしいJava』

やさしいJava 第7版 (「やさしい」シリーズ)
- 著者:高橋麻奈
- 出版社:SBクリエイティブ
- おすすめ度:★★★★☆
こちらも初心者に定評のあるロングセラー本。文章がとにかく丁寧で、専門用語が出てきても一つひとつかみ砕いて説明されています。
プログラムの入力練習だけでなく、章末に練習問題もあり、理解度を確認しながら進められるのがポイント。基礎から実践まで一歩ずつ学べます。
おすすめの人: 独学したい人/文系出身者/手を動かして覚えたい人
3. 『Javaの絵本』

Javaの絵本 第3版 Javaが好きになる新しい9つの扉
- 著者:株式会社アンク/杉山貴章
- 出版社:翔泳社
- おすすめ度:★★★★☆
「絵本」と銘打っている通り、フルカラー+図解中心で、非常に読みやすい構成です。Javaに対するハードルが一気に下がるため、まず全体像をつかみたい人に最適です。
一通り学んだあとに、もう一冊の参考書と組み合わせるとより効果的です。
おすすめの人: プログラミング初体験/短期集中で概要を掴みたい人
第2章:中級者・授業対策におすすめの参考書
『独習Java 新版』

独習Java 新版
- 著者:山田祥寛
- 出版社:翔泳社
- おすすめ度:★★★★☆
大学での授業内容にかなりマッチしており、配列・例外処理・スレッドなども丁寧に解説。実務にも通じる知識が多く、就活を見据えて学び直したい人にも向いています。
分厚くて情報量も多いですが、一冊をじっくり進めたい人には非常におすすめです。
おすすめの人: Javaの基本をある程度理解している人/授業+独学を組み合わせたい人
第3章:参考書の選び方と学習のコツ
Javaの参考書を選ぶときは、次の3点を意識するのがポイントです。
- 目的に合っているか:単位取得、開発スキル、就職対策など
- 自分のレベルに合っているか:初心者向けか中級者向けか
- 実際に手を動かせる構成か:コードを書いて学べるか
また、参考書だけに頼らず、ProgateやPaizaなどのオンライン教材と組み合わせるのもおすすめ。特に初学者は、目で読んで、手を動かして、アウトプットすることが上達への近道です。
おわりに
Javaは最初こそ取っつきにくい言語ですが、オブジェクト指向や汎用性の高い文法など、しっかり学ぶ価値のある言語です。
今回紹介した本の中から、自分に合った一冊を選び、まずは「一冊やり切る」ことを目標にしましょう。焦らず、一歩ずつスキルを身につけていけば、確実にプログラミングは楽しくなります!