大学生活が始まると、自由な時間が増える一方で、毎日のお昼ご飯に悩む人も多いはず。特に、仕送りやバイト代の中でやりくりしている大学生にとって、「節約」と「満腹感」の両立は重要なテーマです。今回は、学食を使う派・使わない派それぞれの工夫や、大学生ならではのランチ事情に注目しながら、節約しつつ満足できるお昼ご飯のコツを紹介します。
大学生のお昼ご飯、みんなどうしてる?

学食派と非学食派の割合は?
全国大学生協連の調査によると、大学生のお昼ご飯のスタイルは主に以下の3つに分かれています。
- 学食利用:約34.6%
- 手作りの弁当:約28.4%
- コンビニで購入:約22.4%
学食を日常的に利用する学生が最も多いですが、立地や時間、価格の都合から、学食を使わない学生も少なくありません。
利用の決め手は「コスパ」と「時間」
学食派の多くが口をそろえて挙げるメリットは、「安くて早いこと」。平均300〜500円でしっかり食べられる学食は、コスパ最強。昼休みの短い時間でも手早く食べられる点も高評価です。
一方、非学食派には「混雑が嫌」「時間が合わない」「メニューが合わない」といった理由で、別の手段を選ぶ学生もいます。自分の生活リズムや価値観によって、選び方はさまざまです。
学食を使う派の節約&満腹テク
学食の最強コスパメニューはこれ!
大学によって異なりますが、「日替わり定食」や「丼もの」が最もコスパが高いと人気です。例えば、「からあげ丼」や「カレーライス」は300〜400円台でボリュームも申し分なし。味も家庭的で食べやすいのが魅力です。
また、麺類(うどん・そば)はさらに安く、200円台で食べられることも。お金がピンチなときの救世主ですね。
量を増やす裏技(大盛り無料・セット活用など)
多くの学食では、ごはんの大盛りが無料または+50円以内でできることが多いです。空腹をしっかり満たすなら、大盛りを活用しない手はありません。
さらに、セットメニューや小鉢の追加でバランスも向上。「からあげ+味噌汁+サラダ」のように、満腹感と栄養バランスを両立させる工夫もおすすめです。
友達と一緒で満足感UP!
学食の魅力は価格やスピードだけではありません。友達と一緒に食べることで、食事の時間そのものが楽しくなります。
1人だと味気ない昼食も、友達との会話でより満足度の高い時間に。結果的に「満腹=食べた量」ではなく「満たされた気持ち」も影響しているといえそうです。
学食を使わない派の工夫とは?
お弁当派の節約メニュー例
節約志向の学生の中には、自宅でお弁当を作って持参する人もいます。一例として、こんなメニューが人気です:
- ごはん+ふりかけ+冷凍からあげ
- 焼きそば弁当(前日の夕飯の残り)
- 卵焼き+ウインナー+おにぎり
冷凍食品や作り置きおかずを活用すれば、朝の調理時間を5〜10分に抑えることも可能。1食あたりのコストは100〜200円程度で済みます。
コンビニ・スーパー活用術(割引・冷凍食品など)
時間がない朝や、調理が面倒なときにはコンビニやスーパーが便利です。ただし、毎回500〜600円以上使ってしまうと、月の食費が膨らみがち。
おすすめは、夕方の割引惣菜を前日買い置きしておくスタイル。200〜300円でおにぎりや弁当が手に入ることも。
また、冷凍チャーハンやカップ焼きそばを自宅で準備し、タッパーに入れて持参する“半自炊スタイル”も節約に効果的です。
近隣の安ウマ飲食店を活用するコツ
大学周辺には、学生向けにリーズナブルな価格設定をしている飲食店もあります。ランチ限定メニューや学割を実施しているお店をリストアップしておくと、学食が混雑している日や気分転換したいときに便利です。
クーポンアプリやポイントカードを活用すれば、さらにお得に楽しめます。
仮想インタビュー:学食派と非学食派の1週間ランチルーティン

学食派:Aさん(経済学部2年・一人暮らし)
月曜日:学食のカレーライス(350円)
火曜日:学食のうどん(250円)+おにぎり(100円)
水曜日:学食のからあげ定食(400円)
木曜日:学食のラーメン(300円)
金曜日:学食のカツ丼(450円)
コメント:
「学食は安くて早いので、忙しい日でも助かります。メニューも豊富で飽きません。」
非学食派:Bさん(文学部3年・実家暮らし)
月曜日:母の手作り弁当(0円)
火曜日:コンビニのサンドイッチ(300円)
水曜日:自宅で作ったおにぎり弁当(150円)
木曜日:近所の定食屋のランチ(500円)
金曜日:スーパーの割引弁当(250円)
コメント:
「学食は混んでいるし、実家から弁当を持っていく方が経済的。たまに外食で気分転換しています。」
一人暮らしvs実家暮らしの昼食事情
一人暮らしの学生は、学食利用が多く、次いでコンビニや自炊を選ぶ傾向があります。実家暮らしの学生は、手作り弁当を持参する割合が高く、次いで学食、コンビニの順です。
昼食にかける金額も、300円以上500円未満が最も多く、次いで300円未満、500円以上700円未満の順となっています。
節約しながら満腹になるためのコツ5選

- 安くてボリューム満点のメニューを知る
学食や飲食店の中でも、特にコスパが良いメニューを把握しておくと、選びやすくなります。 - 大盛り・セット・サービスデーを活用
無料や格安でボリュームアップできるサービスを積極的に利用しましょう。 - 自炊やお弁当のルーチン化
自宅でのお弁当作りをルーチン化すれば、忙しい日でも手軽に節約できます。 - 冷凍食品やスーパーで賢く調達
時間がないときには冷凍食品を活用し、割引商品をうまく使いましょう。 - 食事時間を友達とのコミュニケーションタイムに
食事をただの「栄養補給」ではなく、楽しむ時間にすることで、満足感が大きく変わります。
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