引っ越しは新生活の始まりでワクワクする反面、お金の面でトラブルが起きやすいタイミングでもあります。特に注意したいのが「引っ越し時の家賃」。
退去月の家賃は日割り?それとも全額?知らずにいると、思わぬ出費がかさみ、家計がピンチに…。
この記事では、実際の失敗談を交えながら、家賃トラブルの原因と回避法をわかりやすく解説します。
引っ越し時の家賃でよくあるトラブル

日割りと全額請求の違い
退去する月の家賃が「日割り」になるのか「1か月分全額」なのかは、契約内容によって異なります。
よくあるのは以下の2パターンです。
- 日割り計算で、退去日までの家賃を支払う(良心的な対応)
- 月途中の退去でも、1か月分を満額請求される(契約に基づく)
契約書の「賃料の精算方法」を確認しておかないと、「え、なんで全額?」と後から驚くことになります。
支払い方法の変更による混乱
旧居と新居で支払い方法が異なると、タイミングのズレが発生しやすくなります。たとえば:
- 旧居:クレジットカードで翌月引き落とし
- 新居:振込で当月中に即支払い
このように支払月が重なると、実質2か月分の家賃が同じ月に引き落とされることも…。
私自身も、引っ越し後に「カード請求がまだ残っていた」と気づき、生活費が足りず焦った経験があります。
引っ越し時の家賃はいつまで払う?

退去連絡のタイミングが重要
退去連絡は1か月前までに行うのが一般的ですが、遅れると翌月の家賃も発生してしまいます。
例えば:
4月15日に退去連絡
→ 契約では「翌月末まで賃料が発生」
→ 5月分の家賃も支払い対象に!
このように、退去日ではなく「連絡日」基準で計算されることが多いので、早めの行動が肝心です。
私の体験談|2か月家賃が重なった理由
私は大学の近くに引っ越すため、春に新居へ移りました。そのとき、前の家の家賃がクレジットカード払い、新しい家の家賃は銀行振込という違いがあったことに気づかず、思わぬトラブルが起こりました。
クレジットと振込、支払いタイミングがズレた
クレジットカード払いの場合、実際に引き落とされるのは「翌月」です。たとえば3月分の家賃は、4月にカード会社から引き落とされます。一方、新居の家賃は3月下旬に引っ越してすぐ、入居時にその場で振込が必要でした。
つまり、3月中に「旧居の家賃」と「新居の家賃」を両方支払う形になったのです。しかも旧居の家賃は「日割りなしの満額支払い」だったため、まるまる1か月分がかかってしまい、家計に大きな打撃でした。
頭ではわかっていても、実際は予想以上に大変
「2か月分かかるかも」とうすうす思っていても、実際に家賃が同時に引き落とされた瞬間は、本当にヒヤッとしました。食費や学費に使うはずだったお金が一気になくなり、財布の中が一気に寂しくなりました。
特に一人暮らしの学生にとって、急な2か月分の家賃はかなり大きな出費です。引っ越しには初期費用や家具の購入もかかるので、「あとで払う家賃」の存在を忘れずに準備しておくべきだったと後悔しました。
家賃トラブルを防ぐためのチェックリスト
契約前に退去精算の条件を確認
引っ越し前に必ず確認しておきたいポイントは以下です:
- 退去月は日割りになるか?
- 家賃はいつまで発生するか?
- 支払い方法(振込 or クレカ)
事前にチェックすれば、無駄な出費を避けることができます。
大家さんや不動産会社への事前相談
契約内容に不安がある場合は、遠慮せず相談しましょう。
- 「退去月って日割りになりますか?」
- 「クレカと振込の支払い月が被るのが不安です」
など、具体的に質問することで柔軟に対応してくれる場合もあります。
まとめ|引っ越し時の家賃対策
お金の見通しを立ててから動くこと
家賃トラブルを防ぐ最大のコツは、「全体の支払いスケジュールを事前に把握しておく」こと。
とくに以下を事前に整理しましょう。
- 引越し前後の家賃の支払日
- 契約終了・開始日の確認
- 精算方法(日割り or 全額)
契約の確認と早めの準備がカギ
引っ越し後の生活を安心してスタートさせるためには、契約内容の理解と早めの相談がとても大切です。
自分の経験を活かして言えるのは、「調べておけば防げたトラブルだった」ということです。