台湾旅行や滞在を考えている人にとって、ぜひ知っておいてほしいのが「ゴキブリ事情」。日本でも苦手な人が多いこの虫ですが、台湾ではその出現頻度もサイズも段違い。知らずに行って後悔しないために、今回は台湾のゴキブリ事情を徹底的に解説します。体験談から予防法、現地の生活者の声まで、リアルな情報をたっぷりお届けします。
台湾のゴキブリは「でかくて飛ぶ」が基本
まず衝撃的な事実からお伝えすると、台湾のゴキブリは日本よりもはるかに大きくて元気です。体長5cm以上の個体も珍しくなく、しかも普通に飛びます。
そのため、室内で遭遇したときの恐怖感は想像以上。「見たこともないサイズのが飛んできて泣いた」「気づいたら壁に張り付いてた」など、旅行者の間では”あるある話”になっています。
台湾でよく見かけるのは「アメリカゴキブリ（Periplaneta americana）」という種類で、日本で一般的なクロゴキブリやチャバネゴキブリよりも圧倒的に大きく、活動的。繁殖力も強いため、繁華街や屋台街ではしばしば目撃されます。
どこで出る？出現ポイント別に紹介
台湾では、ゴキブリの出現ポイントがある程度決まっています。旅行者が注意したい場所を以下にまとめました。
1. 屋台・夜市
台湾といえば屋台グルメが魅力ですが、屋台はゴキブリとの遭遇率が高め。屋外での調理や食べかすが多いため、夜になると活動が活発になるゴキブリにとっては天国のような場所。
ただし、すべての屋台が不衛生というわけではなく、人気店や清掃の行き届いたところでは見かけないこともあります。
2. 安宿・古いホテル
格安で泊まれるホステルや老舗ホテルでは、室内でゴキブリに遭遇するリスクがあります。特に湿気が多く、建物が古い場所では注意が必要です。
口コミで「清潔」「虫が出ない」と書かれている宿を選ぶのがおすすめです。
3. トイレ・キッチン周辺
排水口や隙間から入ってくることも多く、水回りはゴキブリの好スポット。特にマンションやアパートでは、共用部分の清掃状況によって差が出ます。
日本と違う！台湾ならではのゴキブリ事情
湿気と気温が原因
台湾は亜熱帯〜熱帯に属しており、高温多湿な気候が続きます。特に5月〜10月は蒸し暑く、まさにゴキブリの繁殖シーズン。1年中ゴキブリを見かけることもあり、日本のように「冬は出ない」とは限りません。
市場や飲食店でも目撃される
台湾ではゴキブリに対する感覚が日本よりやや寛容な部分もあり、市場やローカルな飲食店で見かけても特に騒がれないことがあります。もちろん清潔なレストランも多いですが、安価で地元感あふれるお店ほど「共存」が見られることも。
台湾在住者のリアルな声
Aさん（台北在住・30代女性）
最初は悲鳴をあげるほど怖かったですが、慣れました。殺虫剤は常備。マンションの定期防除も大事です。
Bさん（台南在住・20代男性）
ゴキブリが飛んできて顔に当たったときは本気で引っ越そうかと思いました（笑）。でも、出るのが当たり前という感覚になってからは、あまり気にならなくなったかも。
Cさん（台中在住・ワーホリ中）
屋台ではゴキブリを見たこともありますが、味は最高なので割り切っています。気になる人は室内のレストランを選んだ方がいいかも。
旅行者ができるゴキブリ対策5選
「絶対にゴキブリを見たくない！」という方のために、簡単にできる対策をまとめました。
- 宿泊先のレビューをチェック
→「清潔」「虫が出ない」と書かれているか要確認。GoogleやAgoda、Booking.comなどで念入りに調べましょう。 - 防虫グッズを持参
→ 虫よけスプレーやゴキブリが嫌がるハッカ油、コンバットのような置き型駆除剤も効果的。
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- 食べかすやゴミを放置しない
→ 夜中にゴミを放置すると、すぐに呼び寄せられる可能性あり。軽くても、毎晩捨てるのが安心です。 - 水回りを清潔に保つ
→ 特にシャワー後は排水口のふたを閉めるなど、湿気をなるべく避けましょう。 - 飛ぶゴキブリには「冷静対応」
→ 驚く気持ちは分かりますが、無駄に騒ぐと逃げられるだけ。スプレーか新聞紙で素早く対処しましょう。
まとめ：心構えと対策で「後悔」は避けられる！
台湾でゴキブリに遭遇する可能性は、残念ながらゼロではありません。しかし、事前に知っていれば驚かないですし、ある程度の対策を講じることで、被害を最小限に抑えることも可能です。
ゴキブリはたしかに厄介な存在ですが、それ以上に台湾には美味しい食、優しい人、魅力的な観光地がたくさんあります。「ゴキブリが出たら終わり」ではなく、上手に付き合いながら旅行を楽しむのがコツです。
台湾旅行を存分に楽しむためにも、ぜひこの記事の情報を参考にして、安全で快適な旅をお過ごしください！
