タイ旅行中、ふと目にした見慣れた赤いロゴ。「あ、ケンタッキー(KFC)だ!」と、思わず足を止めたあなた。けれど、ちょっと待ってください。タイのKFCは日本のそれとはまったくの別物。メニュー、味、雰囲気、値段──何もかもが違うんです。
本記事では、実際にタイ現地でKFCを食べてみた筆者が、その驚きの違いと魅力を徹底的にレポートします。旅行中に食べるか迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください!
タイのKFCはどこにある?【アクセスと店舗情報】

まず気になるのは、タイのどこでケンタッキーに出会えるのかという点。ご安心ください、タイ国内のKFCは約400店舗以上。特に観光客が多く訪れるバンコク、チェンマイ、プーケットなどの都市部では、ほぼ確実に見つかります。
多くは大型ショッピングモール内や駅ビル、空港に入っており、BTS(スカイトレイン)やMRT沿線沿いのモールでは必ずと言っていいほど見かけるレベルです。都市部では深夜営業している店舗もあり、旅行中の軽食や夜食にも便利。
店舗の内装は比較的おしゃれで、木目調のテーブルや落ち着いた照明、広々した座席スペースが用意されていることが多く、ゆっくり過ごせる印象を受けました。
メニューが違う!タイ限定の人気商品を紹介
タイのKFCに入って最初に驚くのがメニューの違い。もちろん定番のフライドチキンもありますが、それ以外に「えっ、こんなメニューがあるの?」と驚く商品が目白押しです。
ごはん付きセットが当たり前
日本のKFCではパンやポテトが付くのが基本ですが、タイでは白ごはん(主にジャスミンライス)付きセットが主流。なんと、フライドチキン+ライス+グレービーソースという、日本では見かけない組み合わせが定番セットとして人気です。
このグレービーソースがまた絶妙で、ご飯との相性が抜群。チキンの脂っこさを中和してくれるので、ペロッと完食してしまいます。
辛さが本気すぎるスパイシーチキン
タイといえば辛い料理の国。KFCも例外ではありません。「Hot & Spicy Chicken」は、想像を超える辛さ。日本のピリ辛とはレベルが違い、ヒリヒリとした本格的な唐辛子系の辛味がガツンときます。
辛いもの好きにはたまらないですが、苦手な方は要注意。注文時にオリジナルとスパイシーを選べるので、好みに合わせてチョイスしましょう。
サイドメニューが個性豊か
さらにユニークなのがサイドメニュー。以下は実際に店舗で見かけたものです:
- コーンパイ(サクサク生地の中に甘いクリーム状のコーン)
- チキンポップ(小さなフライドチキンの一口サイズ)
- フライドライス(本格的なチャーハン風)
- タロイモパイや、期間限定でドリアンデザートまで!
まさにタイ文化が色濃く反映されたKFCです。
値段も違う?タイのKFCは安いのか検証
「タイのKFCって安いの?」という疑問を持つ方も多いと思います。実際に食べてみた感想としては、日本よりもやや安め、そしてコスパ良しです。
価格感の目安(2025年5月時点)
- フライドチキン1ピース:約45〜55バーツ(約200円)
- ごはん付きセット:99〜139バーツ(約400〜600円)
- ドリンクMサイズ:約30バーツ(約130円)
日本と比べると明らかに安いとは言えませんが、ごはん+チキン+ドリンク付きでワンコイン程度と考えれば、十分にお得。
特に旅行中、タイ料理にちょっと疲れたときの「安定の味」としてコスパ抜群です。
味の違いを正直レビュー!日本と比べてどう?
さて、最も気になるのはやはり「味」。タイのケンタッキーは、**日本のKFCとはまったく違う“現地化された味”**です。
スパイスの効き方が違う
タイKFCのオリジナルチキンは、スパイスがしっかり効いていて、香りが豊かで風味が強い印象。鶏肉自体のジューシーさもあり、食べ応えがあります。
「KFCってこんなにおいしかったっけ?」と思わされるほど。とくにスパイシーチキンは別物レベルのクオリティで、辛さ・香ばしさ・衣のザクザク感のバランスが絶妙でした。
日本より「お米と合う」味付け
ごはんとの組み合わせが考慮されているためか、味付けはやや濃いめ。唐揚げ定食感覚で食べられるセットも多く、日本人の舌にも合いやすいです。
注文方法や注意点【旅行者向け】

タイ語ができなくても大丈夫?ご安心を。KFCは観光客にもやさしい設計になっています。
注文方法は3パターン
- カウンターで注文(写真付きメニューあり)
- タッチパネル式端末(英語切替可)
- アプリで事前注文(タイ語中心なので少しハードル高め)
筆者は英語で注文しましたが、スタッフの多くが簡単な英語に対応してくれました。メニューも写真付きなので、指差し注文でもOKです。
支払い方法も充実
- 現金(バーツ)
- クレジットカード
- QR決済(タイのPromptPay、LINE Payなど)
旅行者には現金かクレカでの支払いが無難です。
まとめ:タイKFCは「一度は体験してほしいグルメ」
タイ旅行中、「せっかくだから現地の料理を」と考える方が多いとは思いますが、**KFCは「現地ローカル化されたファストフード」**として、ぜひ一度食べてみてほしいです。
- ごはん付きで大満足
- 辛党にはたまらないスパイシーメニュー
- 日本との違いを実感できるユニークな体験
フライドチキン1つでも、国が違えばここまで違うのかと驚かされます。旅行の合間に、気軽に、そしておいしく味わえるタイのKFC。間違いなく「旅の楽しみ」の一つになりますよ!